
1他の断熱材との違いは?
一般的に使われているグラス・ウールは、ガラスを細かく粉砕したものが、接着材で固められて作られています。重量比ではガラス3割・接着剤7割。この接着剤から発生する物質が、中には問題視されるケースもあり、これが、シックハウス症候群の原因と関係しているかもしれないと言われています。グラスファイバーは、熱をさえぎる力はありますが水分を吸収しないので、壁内の湿気・結露がグラス(ガラス)ファイバーの隙間に水となって溜まり、カビの原因にもなります。また、水分の重さで下へ垂れ下がる恐れもあります。そして、壁内の湿気を含む空気は熱を通過させやすくなるので、断熱・保温効果が薄れます。
エコールは羊毛100%なので、羊毛の持つ特徴をフルに生かせます。羊毛は湿気を自重の30%強も吸い込む機能があるので、常に壁内を適度な乾燥状態に保ち、カビの発生を抑制する効果が期待できます。さらに、羊毛ファイバーの呼吸により空気清浄化機能を発揮するので、家族・環境にやさしいシックハウス対応型断熱材と言えるでしょう。
エコールは羊毛100%なので、羊毛の持つ特徴をフルに生かせます。羊毛は湿気を自重の30%強も吸い込む機能があるので、常に壁内を適度な乾燥状態に保ち、カビの発生を抑制する効果が期待できます。さらに、羊毛ファイバーの呼吸により空気清浄化機能を発揮するので、家族・環境にやさしいシックハウス対応型断熱材と言えるでしょう。
2羊毛ポリエステル混紡の断熱材との違いは?
石油から作り出したポリエステルは、湿気を吸いません。最近開発されている吸湿性ポリエステルは、ちくわ状になっていてポリエステル表面に付着する湿気を、筒の中に取り込む機能があります。ただ、取り込んだとしても『水』の状態で吸い込んでいるだけです。
一方、羊毛は繊維にあるスケールが開いたり閉じたりして、空気中の『湿気』を分子の状態で、繊維の中に吸収するので、表面は常にサラサラに保つことができます。羊毛100%のエコールだからこそ、ポリエステルをブレンドした断熱材と違い、羊毛の良い機能だけを、理想的な状態で引き出すことができるのです。
一方、羊毛は繊維にあるスケールが開いたり閉じたりして、空気中の『湿気』を分子の状態で、繊維の中に吸収するので、表面は常にサラサラに保つことができます。羊毛100%のエコールだからこそ、ポリエステルをブレンドした断熱材と違い、羊毛の良い機能だけを、理想的な状態で引き出すことができるのです。
3羊毛は腐らない?
エコールの寿命は半永久的です。なぜならば羊毛100%であり、通常の環境下では羊毛自体が腐ってなくなってしまうことはありません。
羊毛は19種類のアミノ酸からなる天然繊維です。常時水の中に浸して置いたり、極端な高温多湿状態で長時間放置すると腐食しますが、短期間の水濡れは羊毛に撥水効果があるので心配ありません。
常時雨漏りする箇所があれば腐食しますが、雨のあたらない壁の中や、常時蒸し風呂ではない人の生きられる環境の中であれば、羊毛は100~200年くらい、形状を維持します。木材と同じと考えてください。
通常の状態であれば羊毛は呼吸しているので、空気中の湿気を吸い込み、乾燥状態を導きます。また空気が乾燥しすぎると、これまでに吸い込んだ湿気を放出してくれます。このように、羊毛自体の自然の力が吸湿発散の調整をすることで、壁内結露を防いでくれます。
また、言い方を替えるのなら、羊毛が腐るような家の構造なら、すでに木材も腐敗しているでしょう。これは、羊毛自体の問題としてではなく、羊毛や木材という天然素材を腐敗させた欠陥工法が原因となるでしょう。
羊毛は19種類のアミノ酸からなる天然繊維です。常時水の中に浸して置いたり、極端な高温多湿状態で長時間放置すると腐食しますが、短期間の水濡れは羊毛に撥水効果があるので心配ありません。
常時雨漏りする箇所があれば腐食しますが、雨のあたらない壁の中や、常時蒸し風呂ではない人の生きられる環境の中であれば、羊毛は100~200年くらい、形状を維持します。木材と同じと考えてください。
通常の状態であれば羊毛は呼吸しているので、空気中の湿気を吸い込み、乾燥状態を導きます。また空気が乾燥しすぎると、これまでに吸い込んだ湿気を放出してくれます。このように、羊毛自体の自然の力が吸湿発散の調整をすることで、壁内結露を防いでくれます。
また、言い方を替えるのなら、羊毛が腐るような家の構造なら、すでに木材も腐敗しているでしょう。これは、羊毛自体の問題としてではなく、羊毛や木材という天然素材を腐敗させた欠陥工法が原因となるでしょう。
4虫食いは?
エコールには防虫処理がなされているので心配ありません。ただ羊毛は天然繊維ですから、まれに蛾が外部から飛び込んで、たまたまそこに卵を産み付け、孵化した幼虫が羊毛をかじる可能性はあります。しかし、防虫剤を嫌がり食べれなくなり飢えて死ぬでしょう。ですから、木材を食う羽アリのように虫が大量に湧く心配はありません。仮にかじられたとしても、数ミリ程度の小さい穴があくくらいですので、断熱性能に影響があるとは言えないでしょう。
絶対にかじられるのが嫌だという方には、強烈な殺虫剤を混ぜることも可能ですが、そのような危険な薬剤の中で生活する方が、よほど健康に悪いと言えるのではないでしょうか。
絶対にかじられるのが嫌だという方には、強烈な殺虫剤を混ぜることも可能ですが、そのような危険な薬剤の中で生活する方が、よほど健康に悪いと言えるのではないでしょうか。
5施工・解体における処分は?
施工中に発生したエコールの屑、または将来、建替え時のエコールの廃材は、燃やさずに土中に埋めれば、生分解して土に戻ります。また、天然の肥料原料としての役割は大きいはずです。従来のグラス・ウールや合繊・混紡断熱材は生分解しないため、その廃棄処理が問題化しています。特にグラス・ウールは小さなグラスファイバーが飛散すると、人間・動物に害を及ぼすため容易に廃棄ができない状態です。
6燃えないか?
羊毛100%のエコールは、発火温度570~600度の難燃性繊維です。直接火の当たっている箇所だけは、チリチリとこげながら炭化します。反対にポリエステルのような合成繊維は、高温で溶解しながら燃え広がります。羊毛は、火元をはずせば火は収まり、燃え広がらないところが、合繊・混紡断熱材との違いです。また、有毒ガスの危険性も少ないでしょう。
7エコールは高いでしょう?
グラス・ウールなどと比べると、羊毛を100%使用しているので高価です。グラス・ウールを施工する一般的な家1軒分では、数十万円ほど高くなるかもしれません。
ただ、その断熱性能と調湿性能が特に優れている為、光熱費を抑えられる次世代省エネ断熱材として、長期的にはより経済的恩恵が得られるでしょう。一生住んでいただく家ですから…。
何より家族環境・施工環境、また地球環境など、すべてに優しいエコールを出来る限り価格を抑えて製造し供給することができるように、我々はこれからも努力を積み重ねていきます。
ただ、その断熱性能と調湿性能が特に優れている為、光熱費を抑えられる次世代省エネ断熱材として、長期的にはより経済的恩恵が得られるでしょう。一生住んでいただく家ですから…。
何より家族環境・施工環境、また地球環境など、すべてに優しいエコールを出来る限り価格を抑えて製造し供給することができるように、我々はこれからも努力を積み重ねていきます。
8防水透湿シートなどは必要か?
完全密封の家ではなく、呼吸をする家に住むことをお薦めします。これをお薦めするのは、エコールの開発者が、建築設計士と羊毛スペシャリストだからです。エコールの構造は通気性がよいので最適です。だから屋根も、防水透湿シートをお勧めします。
9その他、施工・建築に関する専門的な質問?
羊毛スペシャリストだけでなく、そこには経験豊富な建築士がいます。ですから、安心して何でも長尾商事にお問い合わせください。
10羊毛に虫がついている可能性は?
私たちの製品は、専門の工場で羊毛を丁寧に洗毛加工し、さらに防虫溶剤に全体を浸し細部にわたって均一的にトリートメントしています。その後、高温乾燥処理の工程により、害虫が生き残れる可能性はありません。そのトリートメントした羊毛だけを使って、エコール羊毛100%断熱材は、国内生産されるのです。
11生きているから膨張する?
エコールは、国内生産なので、輸入製品のように圧縮梱包する必要はなく、長期間押し潰されることも少ないので、国内工場から届いた梱包から取り出して放置しておくと、羊毛は生きているので羊毛100%の機能が復活し、呼吸を始め、時間と共に膨張します。
12原料のトレース
エコールの開発者には、羊毛のスペシャリストがいます。ですから、エコールに使用される羊毛原料のトレーサビリティは充実しています。有害物質や伝染病で汚染されたりした危険な地域からの羊毛輸入は一切ありません。すべての安心・安全を確認し、日本国の厳しい輸入検査を受け、輸入許可を受けています。
13各試験法について
エコールは、日本の高度な繊維技術により、初めて羊毛100%表示を可能にしました。羊毛100%表示はJISL1030試験により、熱伝導率や熱抵抗値はJISA1412試験により、常に日本のJIS試験法により厳しい品質の確認を行っています。
14CO2の削減に対しては、どうなのか?

高品質で環境を考慮した製品を提供するために、最初から国内生産を行っています。天然繊維が100%のエコールは、生分解可能で廃棄時のコストと、環境への負担が非常に少なく、地球に優しい製品と言えるでしょう。