エコールは「吸音性能」にもすぐれています。

現在のエコールでは、一般的な木造建築における壁を通過する生活音や騒音を効果的に「吸音」することにより、防音効果も上げることができます。
高い機能を持っている吸音材。特に高音域(900Hz以上) の不快な生活音を吸音します。
例えば、トランペットのような吹奏楽器、またはピアノのような打楽器、そして人の話し声など。その人の体調によっては不快に感じる音があります。それほどデリケートな人間の感性に優しい素材と言えるでしょう。

防音とは

生活音といわれる、話し声や、足音、楽器や内外部からの騒音を効率よく吸収し、快適に生活できる環境を保ち続けることです。
一般的に騒音と呼ばれているものには、以下のようなものがあります。

  ● 隣家からのピアノ音やCD音、犬の鳴き声
  ● 上階からの足音や落下音、子供の走り回る音、洗濯機の騒音 (振動)
  ● 車のアイドリング音、バス・トラックのディーゼル音 (低周波音を含む)
  ● 飲食店から聞こえてくるカラオケや笑い声
  ● カラスの鳴き声等
生活音 周波数
話声(M) 1000Hz
話声(F) 2000Hz
バイオリン E7 (2637.0 Hz)
ビオラ C6 (1046.5 Hz)
フルート C7 (2093.0 Hz)
オーボエ F6 (1396.9 Hz)
Bbクラリネット  Bb6 (1864.7 Hz)
バスーン Bb5 (932.3Hz)
トランペット Bb5 (932.3Hz)
ハープ G#7 (3322.4 Hz)
ピアノ C8 (4186 Hz)
人間の耳に聞える周波数の範囲は、約20Hz~20000Hz。
ピアノの周波数は30 ~ 4000Hz・トランペット190 ~ 990Hz・人間の声は85 ~1100Hz ・イルカの発信音は7000 ~120.000Hzの音域が使われています。

最も敏感になる周波数としては、3000 ~ 4000Hz で、低い周波数になるほど聴覚では聞こえにくくなります。

反射・透過のメカニズム

鉄筋やコンクリート剛体の壁等

鉄筋・コンクリート等では外部からの遮音性は高い場合が多いが振動として伝わる「固定音」がよく伝わる場合が多い。
又、室内の音は強く反射するためコンクリート壁などでは、ほとんど100%反射するので表面吸音処理が必要になる。

※壁の厚さや、種類、サッシなどの機密度により異なります。

木造住宅

エコールでは空気中を伝わる室内外の高周波騒音や振動を吸収するため音の反射が少なく、内外の騒音を効果的に防音します。
又、壁の材質等により遮音効果を高めたり、振動を伝わりにくくする効果も期待できます。